【保存版】自由研究が楽しくなる!元教師が教えるまとめ方のコツ

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夏休みの自由研究、お子さんは「何をやればいいかわからない」「どうやってまとめよう」って悩んでいませんか?

自由研究のネタは、インターネットで「自由研究 アイデア」なんて検索すれば、たくさんヒットします。

でも、教師の目線でまとめ方を紹介した記事はなかなかありません。

そこで今回は、自由研究のまとめのコツを解説します。

この記事を書いた人

教員歴22年の元教頭先生|小1から小6まですべての担任を経験|教務主任、教頭を経て退職|現在は子育てや家庭学習に役立つ情報を発信|子育て中のお母さん、お父さんを応援中|

目次

自由研究を始める前に、超大切なこと!

最初に超大切なことを言います!それは…

自由研究をスタートする前に、まとめ方をある程度決めておくようにしましょう!

何も決めずにとりあえず観察、とりあえず実験、とりあえず調査…

こうすると、いざまとめの段階で、紙面構成を考えるときに材料が足らなかったり、考える時間が必要だったりします。

でも、まとめ方をある程度決めておけば、研究の途中で「写真が必要だ」「この調査の結果をグラフにしよう」などと、まとめに必要な材料を集めていくことができます。

あとから、「〇〇の写真を撮っておけばよかったー」なんてことがなくなるのです。

この点はぜひ気を付けてください!

おうちの方ができる大切なアドバイスポイントです!

自由研究のまとめ方☑チェックポイント

自由研究をまとめる時は、次の項目を押さえるようにしてみましょう。

これを真似してまとめを作ってもいいし、内容をアレンジして作ってもいいと思います。

見出しは、お子さんにとって分かりやすい言葉を使ってください。

☑研究のテーマ(なにを明らかにしようとしているかとか、解決しようとしてる疑問など)

☑研究の動機、きっかけ(なぜ、このテーマを選んだのか)

☑研究の方法(どんな方法で調べるのか、どれくらいの期間や回数を設定するのか、どこへ行くのか、など)

☑仮説や予想(こうしたらこうなるのではないか(実験などの場合)

 研究テーマの答えはこうじゃないか(観察や調査などの場合)

☑実験や観察、調査の様子(自由研究を具体的に進めているときの様子)

☑分かったこと(実験や観察、調査をして分かった事実)

☑分かったことから考えたこと(事実がこうだった。それは〇〇が原因ではないか。〇〇と関係がある、など)

☑新しく出てきた疑問、それを調べた結果など

☑今回の研究をしてみた感想

☑今回の研究から思いつく、今後やってみたいこと

これらのポイントをまとめていくと、上手な自由研究が完成します。

書き出してみるとけっこうたくさんあるので、一つの項目ずつのボリュームがそんなになくても、まとめるとそれなりの量になるはずです。

すべての項目を書かなくても、お子さんの様子に合わせてピックアップして書いてもよいと思います。

これらの項目って、大人の研究でも基本は同じだと思うのですが、テーマについて予想したり仮説を立てたりして、それを検証したり確かめたりするっていう流れは、学習の基本です。

小学生のうちからこういう学習を経験することは、お子さんにとってとてもよいことです。これを学校では「主体的な学習」と呼んでいます。現在の学校教育で大事にしたい学習とされています。

なので、お子さんが「やだな」「めんどくさいな」って言っているようだったら、ぜひおうちの人が一緒に自由研究を楽しんであげてほしいと思います。

そうしたら、お子さんの学習スイッチがONになるかもしれませんよ!

自由研究のまとめ方-おすすめ5選!

自由研究を何にまとめるか、悩みどころです。

以下に、おすすめのまとめ方5選を紹介しますので参考にしてください。

大切なことは、どんなふうにまとめたら見ている人に「おもしろい!」「もっと読みたい」と思ってもらえるか、ということです。

そのためには、見た目の楽しさにもこだわりながらまとめを作っていけるといいと思います

①ノートやクリアファイルにまとめる

ルーズリーフに書いてクリアファイルに入れたり、ノートにまとめたりする方法です。

毎日コツコツやっていくようなタイプのテーマなどに向いています。

②スケッチブックにまとめる

こちらはノートにまとめるのと同じようなイメージですが、紙面が大きくページ数が少ないのが特徴です。スケッチブックを使うとなれば、イラストを描いたり、写真を貼ったりしてまとめを作っていくような使い方が向いています。旅行記や観察日記などです。

③画用紙にまとめる

こちらは大きな画用紙に研究のまとめをするものです。1枚の紙面にまとめるので一覧性が高いです。研究の最初から最後までを1枚のポスターにまとめるイメージですね。いろいろな資料を貼っていくこともできます。

④模造紙にまとめる

画用紙よりもさらに大きな紙面にまとめを作っていきます。壁新聞を作るイメージです。大きな紙面は見栄えがよく、写真や図、イラストなどをはっても見やすいと思います。

⑤タブレット端末でまとめる

最近は一人一台端末があるので、自分のタブレット端末でまとめを作ることもできるでしょう。お子さんによってはかなり上手にタブレット端末を扱うことができるでしょうし、写真を撮ることも容易ですから、積極的に使用していくとよいと思います。

たとえば、ロイロノートを活用して、カードをどんどんつなげていく形でまとめを作っていくことが考えられます。

自由研究がうまくいく、2つの秘訣!

これを頭の片隅において、お子さんの自由研究の進め具合を見守ってください。必要に応じて、アドバイスをしていただければ、きっとお子さんにとって満足のいく自由研究になると思います。

秘訣1:きるだけ写真を撮ったり、資料を集めたりするようにする

資料とは、旅行記ならパンフレットや旅先で手に入れたもの、観察日記ならイラストや成長を数値化できるよううなもの(毎日体長を測る、実がなった個数を数えるなど)、インタビューをしたら音声を残す、などです。

当たり前のことですが、字ばかりの紙面より、グラフや地図、イラスト、写真があった方が圧倒的に分かりやすいし、読もうという気になります。

しかし、まとめる段階になって、「資料がない!」なんて言うことがよくあります。そうならないように、頭の片隅に「まとめに使う資料になるものはないかな?」といつも思いながら、研究を行っていくとよいです。

秘訣2:資料には説明を付ける

まとめの中で資料を使ったら、説明を付けるようにしましょう。

説明とは、この資料から読者に何を分かってほしいのか、自分は何を考えたか、何を見付けたか、そういったことを書いておく、ということです。

ただ資料を貼るだけでは、それが何をいいたいのか、読み手には伝わりませんよね。

「資料を根拠にしてこんなことを考えた」とか、「だからこういうことが言えます」というように説明すると研究の説得力がググッとアップします。

まとめ

自由研究のまとめ方をくわしく解説しました。

とはいえ、小学生は1年生と6年生では発達の度合いが大きく違います。

学年に合わせて内容を調整して、お子さんに合わせて取り組めるようにおうちの方がアドバイスをしていただけるとよいと思います

それから、つくった自由研究は夏休みが終わったら学校に持っていくことになるのですが、1年生が大きな作品をもっていくのって結構大変なんですよね。ですから、そのあたりも踏まえて、おうちの方が調整してもらえるといいと思います。

夏休みは自由な時間がとれる貴重な時期です。せっかくの機会にお子さんと自由研究を楽しんでみてください!

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